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巻爪・陥入爪

陥入爪の治療は、皮膚に爪が食い込まないようにすること、起こっている炎症を抑えることです。
当院では症状に合わせて下記の治療法を行なっています。
腫れの強い陥入爪は当日日帰り手術で痛みをとることもできます。
・ステロイドの塗り薬、液体窒素、抗菌薬の飲み薬
この3つは爪が皮膚に食い込んで起こった炎症や肉芽を軽減するための治療です。
陥入爪は、爪の食い込みを解除し、肉芽や赤く腫れた場所にステロイドの塗り薬を塗る治療が基本です。
時に肉芽を小さくするために液体窒素治療を行うこともあります。
菌が悪さをしている場合は抗菌薬の飲み薬の治療を同時に行います。
・テーピング法
粘着力の強いテープを使って、爪が刺さっている部分の皮膚を爪から遠ざけるように引っ張ります。
ご自宅で継続的に行っていただきます。
軽傷の陥入爪であればテーピングで改善が期待できます。
・ガター法
食い込んでいる爪と皮膚の間に柔らかいチューブを挟み、爪が皮膚に食い込まないようにします。
挟んだチューブは爪が伸びて外れるまでそのままにします。
・巻き爪マイスター
巻き爪マイスターは、巻き爪治療に使用される医療機器のことです。
コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾性力を利用することで、巻き爪を矯正します。
・陥入爪手術
まずは指の根本に麻酔を行い、指の先まで麻酔が効くのをお待ちいただきます。
次に食い込んでいる部分の爪を短冊状に切除し、爪の根本の部分を化学的に処理することで、食い込んでいる部分の爪を生えないようにして、今後爪が食い込んで困らないようにする処置です。
爪を除去した部分は傷を治す処置を行い、2~3週間程度で傷が埋まります。
食い込みが解除されるので術後から痛みが軽減します。
陥入爪手術施行当日はシャワー、飲酒、激しい運動は控えていただきますが、翌日からシャワーで創部を洗っていただきます。
創部が治るまでは湯船に入ることは控えてください。
術後はガーゼで厚く保護するため、ご希望の方は指先のあいたサンダルを持ってご来院ください。